龍が如く7の舞台裏。春日一番の大立ち回りの裏側で、桐生一馬がいったいどのような動きをしていたのかを解き明かす外伝作品。龍が如く7のようなコマンドRPGではなく、6までの伝統的な戦闘アクションを採用している。
開発元 | パブリッシャー | リリース日 |
Ryu Ga Gotoku Studio | SEGA | 2023/11/9 |
いつも通り非常につまらないアクションパート
本作のレビューは、本当にこの一点が全てである。『龍が如く』シリーズはPS2時代のゲームとしては、爽快感があり面白いアクションゲームだったのかもしれないが、令和のこの時代に新作として出るゲームでこのアクションの出来の悪さは本当に信じられないものである。
敵と自機の間での駆け引きのようなものは、一切ない。とにかく回復薬やゲージアップ薬を連打しながらボタン連打することしかやることがなく、本当につまらない。
一見、格闘のコンボが面白いゲームのように見えるが、ボス戦では敵がスーパーアーマーでこちらのコンボに割り込んできて潰されるため、非常にストレスが溜まる。また、敵の攻撃を食らった際のモーションなんかは特に最悪である。刀で切られたり、銃で撃たれたりするとダウンモーションに入り3秒ほど操作不能になるのだが、その仕様は本当に必要だったのか????ただただ戦闘のテンポが阻害され不愉快。
後半でのゲームの難易度の上げ方も本当に出来が悪い。敵を硬くする、敵を多くする、の2パターンしかないのだ。ひったすらに時間がかかるだけでメチャクチャうざい。そして、上記全ての不満はアクションシリーズの龍が如くすべてに当てはまる。本当につまらないのでユーザーからの声も多く上がっていると思うのだが、なぜこれがず~~~っと直せないのだろうか。昔から思っているが龍が如くスタジオはアクションを作るのは本当に向いていないと思う。
後半はとにかく敵が多く苦痛
無限におつかいをするだけのストーリー
おつかいによるストーリーの引き延ばし方がえっっっっぐい。話の本筋に関係ない「あっちへ行ってこい」「闘技場で勝ってこい」「この依頼をこなしてくれ」がプレイ時間のおよそ半分を占める。(ちなみに本作のストーリークリアまでの時間は10時間ほど)
また、そのおつかいの道中でめちゃくちゃ雑魚敵が配置されていて戦闘を回避できないのがうざすぎる。なんなんだよこのゲームまじで、つまんねー戦闘をそんなに無理やりやらせないでくれ。
こんなんマジどうでもいいねん。。。はよストーリー見せろや
登場キャラクター バカばっかり
ストーリーも正直お粗末なものだった。ストーリーの核心には触れないでおくが、なぜか桐生を味方に引き入れたいやつが、桐生と殺し合いをしてみたり(あれ意味不明だったけど本当になんだったの?)、桐生は自分の行動がどんな結果を引き起こすのか何も考えず、その時の感情でしか動かない馬鹿のような行動をずっととるし、雑なストーリーのせいで全体的にキャラクターに全く魅力を感じない。
唯一、獅子堂という男のみ魅力的なキャラクターであり、本作の救いである。
その他
唯一褒められるところはムービーくらいですかね。いくつかかっこいい演出はありました。
プレイスポットは過去作の焼きまわしばかりだし、どれもテンポが悪くまともに遊べたもんじゃない。細部までとことん出来の悪いゲームである。
総評
とにかくプレイ中は苦痛でたまりませんでした。
- 序盤のムービーのみモデリングがきれい
- 壊滅的な戦闘パート
- 一生おつかいをさせられる意味不明なストーリー
- 後半の3Dモデルひどすぎ。特にリムジン。PS2かよ
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